樹齢数百年の椎(シイ)の大樹が群生。建仁3年 (1203年)に古松のあったところに社祠を建て、大和国、春日神社から勧請して、氏神にした国松町の春日神社(かすがじんじゃ)&導きの神、国松小社。 寝屋川市 国松町

大阪の神社

建仁三年 (1203)に古松のあったところに社祠を建て、大和国の春日神社から分霊を勧請して、春日神社と呼んで氏神にしたとのことです。

国松町 春日神社の基本情報

【神社名】
春日神社かすがじんじゃ

【鎮座地】 寝屋川市国松町ねやがわしくにまつちょう20-4

【御祭神】
武甕槌命たけみかづちのみこと経津主命ふつぬしのみこと天児屋根命あめのこやねのみこと比咩大神ひめのおおかみ

末社
山王神社(日吉神社)大地主大神おおとこぬしのおおかみ
白髪神社しらがみじんじゃ 稲荷大明神
国松小社(通称 小森さん)
猿田毘古大神さるたひこおおかみ (本社より国道に至る道の南側)
稲倉魂大神うかのみたまおおかみ

【書籍】寝屋川今昔写真帖―保存版

春日神社周辺マップと路線経路

画像出典:© OpenStreetMap contributors

春日神社 入口

【鳥居】

【由緒書】

由緒
往古よりここに松の大樹あり、近郷に比類、まれなる大樹にして国中に二無名木ふたつとないめいぼくなりと人々、遂に国松と賛称す、辛酉建仁かのとりけんにん3年(1203)此大松の木に社殿を建立し、大和国やまとのくに春日神社より大神御分霊を勧請し、末社に大地主大神、猿田毘古大神、稲倉魂大神を奉斎して氏神と崇奉りあがめたてまつり国松春日の神社と称し奉り、土地の名を国松となつく所以也、其大松の木根本社下津磐根きのねもとやしろたついわねに今も存在せり。
その他、春日神社の灯篭(高さ二.四m・花崗岩)は、寛政三年(一七九一年)及び鳥居(高さ三.七m花崗岩)は仁和寺村の細工人、彦兵門が寛政一〇年(一七九八年)に建立する。

案内看板より

春日神社 社殿

【手水舎】

【狛犬 阿形】

【狛犬 吽形】

狛犬に関する書籍紹介

【社殿】

春日神社 境内

白髪神社(祭神は稲荷大明神)

周辺の木々(寝屋川市保存樹)

境内にある寝屋川市 保存指定樹 くすの木(クス科) 推定樹齢80年。

隣の公園にも指定樹がある。

寝屋川市 指定保存樹 あべまき(ブナ科) 推定樹齢数百年。

相思相愛の木との事で恋愛のパワースポットとの事です。

寝屋川市 保存指定樹 くすの木(クス科) 樹齢数百年(推定150年)。

春日神社の椎の社叢 周辺の木々

椎の社叢(国松・春日神社境内)
「社叢(しゃそう)」とは神社の森のことで、ここ春日神社の境内には樹齢数百年のシイの大樹が群生しています。社殿をおおう大樹は陽光をさえぎり、神社の静寂をいっそう深めています。このようにシイの大樹が群生している例は非常に少なく、「椎の社叢」は、昭和五六年六月に大阪府の天然記念物に指定されました。
また、国松という地名には、次のような伝承があります。
『昔この地に大きな松の木がそびえていた。それは見事な松で、国のうちでも一番だというので、この松のあるあたりを「国松」と呼んだ。そしてやがてこの松が枯死したので、村人はこの松を伐り、根本の太いところを焼いて灰にして、その灰で神像をつくって祀ったのが、春日神社の創始である』と伝えています。
社記によると、建仁三年(一二〇三年)に、古松のあったところに社祠を建て、大和春日神社から分霊を勧請して春日神社と呼んで氏神にしたといいます。この神社の境内には、推定六〇〇年をこえるシイの古樹が根を張り枝を広げていますが、おそらく創建時に近いころの樹と推定されます。また境内には、シイの他にもモチ・クス・クヌギなどの樹齢二五〇年をこす大樹が育っています。

寝屋川市

しいの木(ブナ科) 樹齢五百年

大阪府指定文化財 しいの木(ブナ科) 樹齢約六百年

幹が道にまで大きく張り出していて、立派な樹形。圧巻!!

人里の近くに、シイの巨木が群生することは珍しく、1981年(昭和56年)に大阪府の天然記念物に指定された。その後、一部の樹木に樹勢の衰えが見られるようになったので、昭和59年、平成4年、平成9年、平成13年に蘇生治療を行っている。
スダジイは海岸線に近いところに生息する種で、大阪府内でも珍しい種であるため、平成31年3月22日付で大阪府により、名称を「春日神社のしいの社叢」から「春日神社のスダジイの社叢」に変更されました。

堂池治水運動公園

国松小社(通称 小森さん)

春日神社より西(170号線側)にある社。小さなお神社で、入口もわかりにくいです。

170号線から春日神社へ向かうその途中に国松小社(野宮)があります。

祭神 猿田彦大神
稲倉魂大神

国松 春日神社の末社(一名 野宮)
 蔡神 猿田彦大神
     稲倉魂大神
こちらの神様は導きの神とされ国松 春日神社に祀られている。
神々が降りられた折 先頭に立って導きされたと伝えられています。
皆さまのより良きみちびきとなるようお参りしましょう。                        

春日神社保存会

中に入るとこんな感じ。

小さなお社。

猿田彦は導きの神とされ、春日神が祀られた時、先頭にたって導かれた神。国松に祀られたもので、災難から守り邪霊の侵入を防ぐ神とされました。
”小森さん”の名で地域な親しまれている。

国松の弘法井戸

民家の中に歴史ある井戸。

江戸時代の観光ガイドブック「河内名所図会(かわちめいしょずえ)」に「三ツ井 郡村の東、三ツ井村にあり。二ツ井は国松村にあり。一つ井は高宮村にあり。」と市内3か所の名井が紹介されています。そのうち、現在残っているのは、国松の井戸(ニツ井)だけです。
国松の弘法井戸は、地域の人々の生活用水として利用されてきました。弘法大師と清水に対する感謝の心が結びついたものでしょう。井戸の中には、四体のお地蔵様が安置されていますが、村人の健康と安全を祈願したものと思われます。

寝屋川市ホームページより

Googleマップ春日神社

春日神社
春日神社 · 〒572-0016 大阪府寝屋川市国松町20−4
★★★★☆ · 神社

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