高槻市 三島江 三島鴨神社(みしまかもじんじゃ)

大阪の神社

淀川鎮守の神社として淀川河口の中洲に祀られたのが始まりという古社。
伊予・大三島(愛媛県今治市)の大山祇神社、伊豆(静岡県三島市)の三嶋大社とともに「三三島」(さんみしま)と呼ばれ、三島神社(山祇神社)のルーツとするのが大阪府高槻市に鎮座する三島鴨神社(みしまかもじんじゃ)。
十七世紀以前は「幾島大明神」と称した。

三島鴨神社の基本情報

【神社名】
三島鴨神社みしまかもじんじゃ

【鎮座地】
〒569-0835
大阪府高槻市三島江おおさかふたかつきしみしまえ2-7-37

【御祭神】
大山祇神おおやまづみのかみ
事代主神ことしろぬしのかみ

【式内論社】
攝津國嶋下郡 三嶋鴨神社

周辺マップ

画像出典:© OpenStreetMap contributors

三島鴨神社 一の明神鳥居と参道

一の鳥居をくぐるとしばらく参道。

立派な松の木

ヤシの木みたいな松の木

三島鴨神社鳥居

【注連縄について】の解説がある。

注連縄(しめなわ)について
日本で初めて広域的な統一王国を作った出雲族はインドから来たタナト族である。
ワニを川の神、コブラを森の神として祀り恐れた。
この二つの神が合わされて竜神信仰が生まれた。
農耕民族である彼らは、ワラで竜神を作り、木に巻き付けて拝むようになった。
当神社の注連縄は氏子さん方(注連縄保存会)の手作りです。
大鳥居の注連縄は両端が巻き付けてあり、本義を伝承する大変貴重な注連縄です。
注連縄で巻き付けた木は、ご神木とされ、伐るのは禁じられた。
水田に水を流すのは山森であり、当神社を川中島に創建したのは川と山森に対する竜神信仰と考えられる。
また、自然との共生の意味で、奪い取った米や樹木に対する命の再生を願う行いが、新たな命を吹きこんだ注連縄(しめなわ)や御神札(おふだ)との暮らしである。
日本ではワニをサメ、コブラをセグロウミヘビに代えられた。
当神社を含め、出雲系神社に六角形の神紋が多い理由はセグロウミヘビの鱗の形(竜鱗紋)に由来するためである。

三島鴨神社

【鳥居建立記念碑】

平成七年一月十七日の阪神大震災により大鳥居が崩壊したが、氏子の方々のご誠意により新しい大鳥居が建立したとのことです。

境内の様子

【手水舎】


創建は古墳時代で、仁徳天皇が茨木堤を築かれる際、淀川鎮守の神として百済より摂津の「御島」に大山祇命をお祀りした事が起源と伝えられる。「御島」とは三島江付近にあった淀川の川中島のことであり、「御島(三島)」の社と崇められ、三島神社の根源社として淀川の平静・農耕の発展・王都難波の安泰が祈り続けられた。三島神は子授けの神としても崇敬され、後白河上皇に仕えた建春門院が祈願後に高倉天皇を懐妊、安産されたため1160年(永歴元)上皇の命によって京都にも三島神社が造営された。1598年(慶長3)豊臣秀吉の命で淀川右岸堤防が築かれる際、現在地に遷された。

三島鴨神社案内板より

本殿

狛犬 阿形

狛犬 吽形

三島鴨神社は、大山祇命(おおやまづみのかみ)と事代主神(ことしろぬしのかみ)を祭神とし、その起源は、仁徳天皇の時代(4~5世紀頃)に淀川の洪水を防ぐために茨田堤(まんだのつつみ)が築かれた際、大山祇命が淀川鎮守の神として摂津の「御島(三島)」へ鎮座されたとしています。
慶長3年(1598)の淀川堤防修築を機に、社殿が淀川の川中島から現在地へ移ったと伝わるほか、江戸時代の観光ガイド『摂津名所図会』には唐崎・西面・柱本等の産土神で、伊予三島・伊豆三島と合わせて「三個の三島」と称したとあります。また、堤の上から移設した際に標石があったとの記載があり、大鳥居脇の標石がこれにあたるかもしれません。
明治41年(1908)には、唐崎の唐崎神社、柱本の天満社・稲荷神社・道祖神社、西面の八幡神社が合祀され、毎年春・秋の祭礼、年末には御火焚祭などが執り行われています。

三島鴨神社 高槻市 案内板より

唐崎神社(からさきじんじゃ)

【唐崎神社】
御祭神
大山祇命(おおやまづみのかみ)
山・海・酒・軍・武の神
天児屋根神(あめのこやねのかみ)
言霊・祝詞・出世の神
菅原道真公(すがわらみちざねこう)
学問・受験の神

・農業漁業守護(のうぎょうぎょぎょうしゅご)
・商売繁盛(しょうばいはんじょう)
・学問上達(がくもんじょうたつ)
・受験合格(じゅけんごうかく)
・家庭平安(かていへいあん)
・安産(あんざん)
・諸願成就(しょがんじょうじゅ)
・厄除け(やくよけ)
・国家安泰(こっかあんたい)
・出世開運(しゅっせかいうん)
・病気平癒(びょうきへいゆ)

狛犬 阿形

狛犬 吽形

國廣神社(くにひろじんじゃ)

【國廣神社】
御祭神
宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)
稲荷社
諸産業繁盛の神

菅原道真公(すがわらみちざねこう)
学問・受験の神

・五穀豊穣(ごこくほうじょう)
・農業守護(のうぎょうしゅご)
・商売繁盛(しょうばいはんじょう)
・詩歌文筆上達(しかぶんぴつじょうたつ)
・学問上達(がくもんじょうたつ)
・受験合格(じゅけんごうかく)
・家内安全(かないあんぜん)
・病気平癒(びょうきへいゆ)
・芸能上達(げいのうじょうたつ)

八幡宮(はちまんぐう)

【八幡宮】
御祭神 誉田別天皇(ほむたわけのすめらのみこと)
文武の神
・国家鎮語(こっかちんご)
・悪病災難除(あくびょうさいなんじょ)
・交通安全(こうつうあんぜん)
・教育(きょういく)
・家運隆昌(かうんりゅうしょう)
・成功勝利(せいこうしょうり)
・子孫繁栄(しそんはんえい)
・殖産産業(しょくさんさんぎょう)

狛犬 阿形

狛犬 吽形

三社

右から
【厳島神社】     
市杵島媛神(いちきしまのひめ)
【竃神社】
奥津彦神・奥津比売神(おきつひこ・おきつひめ)  
【大将軍社】
武甕槌神(たけみかづち)

Googleマップ三島鴨神社(日本三大三島)

三島鴨神社(日本三大三島) 072-678-0488
三島鴨神社(日本三大三島) · 〒569-0835 大阪府高槻市三島江2丁目7−37
★★★★☆ · 神社

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