皇大神宮は、大阪メトロ蒲生四丁目駅から徒歩7～10分ほどの大阪府大阪市城東区今福南に鎮座されます。南側に寝屋川、東側には城北川が流れます。社名は「今福えびす」、「今福皇大神宮」とも呼ばれています。御祭神は、天照大御神です。
創祀年代には諸説があり、平安時代末期、今福村が開発された時に創祀されたと伝えられます。
昔は榎並荘今福樋の東南の小高い丘、伊勢の神宮（伊勢神宮）への神税を納める斎蔵があったと言い伝わる地に鎮座したといいます。
各村が産土神を祀ったことから、当宮は旧今福村の産土神となりました。
後醍醐天皇の御代に法華神道がさかんに信仰されたころ、三十番神（日蓮宗の守護の神々）を合祀したころから三十番神宮と称されるようになり、その社号が文禄三年の検地帳に見ることができます。
明治維新後、神仏混祀を禁じられたこ
とにより、もとの皇大神宮として称され
るようになりました。
大正末期まで境内には樹齢1000年以上と伝わったエノキが数本あったが、現在は枯死したそうです。
【神社名・別称】
皇大神宮・今福えびす
【鎮座地】
〒536-0003
大阪府大阪市城東区今福南2-12-31
【御祭神】
天照大御神
【ご利益】
国家守護、開運隆盛、勝運合格、子授安産、文学歌謡、厄災消除、交通安全、立身出世、罪障祓滅、先導開拓
周辺マップと路線経路
皇大神社の入口
【親子地蔵尊】
入口西側に地蔵尊があります。
【入口の様子】
【由緒書】
皇大神宮
平成二十九年三月 城東区役所
天照大御神を祭神としています。今でこそ町の中に位置していますが、昔小高い丘に鎮座し榎並一荘の氏神として崇拝されていました。
その後、各村が産土神を祀ったことから、今福一村の産土神となりました。
現在の社殿は寛保二年(1742)・天保十三年(1842)・昭和七年(1932)に改築されたものです。
「大日本老樹名木誌」にも収録された榎の老樹が、大正の終わり頃まで境内に残存し、榎並荘の名残を伝えていました。
また、境内にある小女郎稲荷(祭神 宇賀御魂大神)は、もとは旧大和川堤の狐山にあったといわれ、大和郡山の源九郎稲荷、泉州信太の葛葉稲荷と並ぶ有名な稲荷大明神だったそうです。
その他の末社には、弁財天、吉松大神、彦七大神、菅原大神が祀られています。
【鳥居】
【鳥居 額】
【社号標】
【注連縄柱】
皇大神宮 社殿
【狛犬 阿形】
【狛犬 吽形】
【社殿】
現在の社殿は、江戸時代中期の享保2年（1742）・江戸時代後期の天保13年（1842)・明治13年（1880）に改修されました。さらに昭和7年（1932）には、大阪城の設計を手がけた古川重春の設計により、改築され桃山様式を残した風雅な流造の社殿となっています。
【拝殿】
拝殿内の様子
【本殿】
【手水舎】
境内社 今福恵比須社
境内社 弁財天社と吉松彦七稲荷社
平成28年に境内地へ仮遷座された二社が並ぶ。
【弁財天社（市杵島姫命）】
通称「玉造の弁天さん」と呼ばれています。かつて玉造にあった神仏習合の御堂を、鯰江町長・筧半兵衛氏がこの地に移したものと伝えられています。
【吉松彦七稲荷社（宇賀御魂神）】
鯰江村今福の旧家方により古くからお祀りさている稲荷大明神です。
【遥拝所】
皇居・伊勢・靖国を遥拝する施設として設けられています。
【石碑】
境内社 小女郎稲荷社
御祭神 宇賀御魂神
衣食住を司り商売繁盛の神といわれる。この社は昔、旧大和川堤(今の新喜多東二丁目あたり)の狐山にあった社で、大和郡山の源九郎荷、泉州信太の葛葉稲荷と並ぶ有名な稲荷大明神です。
境内社 天満宮
御祭神 菅原道真公
境内奥の神明造の社に祀られる菅原道真公は文化の神・学問の神として広く祀られています。
【今福行者尊】
行者尊の東隣には山車庫がある。
【なで石】
心の持ちようで なでると軽くなり、たたくと重くなる
南無神変大菩薩
大聖不動明王、高祖神大変大菩薩と赤字で墨入れされています。
【大峯山上・高祖役行者神変大菩薩・大聖不動明王】
左は大本山聖護院門跡 大峯山上と彫られています。
中央は高祖役行者神変大菩薩。
右は大聖不動明王。
境外末社
境内を出て南側に境外社。弁財天社、吉松彦七稲荷社。境外社二社の修復工事が行われています
皇大神宮(今福えびす)Googleマップ
皇大神宮(今福えびす) 06-6931-2668
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