古代渡来氏族の秦氏が祀ったものであろうと伝えられている八幡神社。
寝屋川市 八幡台 八幡神社(はちまんじんじゃ)

大阪の神社

寝屋川沿いの八幡台にある八幡神社。敷地内には細屋神社、柴上神社がある。
由緒書によると、この地に住んでいた秦氏が祀ったものであろうと伝えられている。近くを流れる打上川の北側の地名は「はた」、南側は「太秦うずまさ」と称する。古代渡来氏族の「秦氏」が居住した地域といわれる。300メートルほど離れた場所に秦河勝の墓がある。
秦町 加茂神社と川勝町の伝・秦河勝の墓

※秦氏とは
秦氏(はたし、はたうじ)は、「秦」を氏の名とする氏族。東漢氏などと並び有力な帰化氏族。
来系氏族は三世紀から七世紀にかけて大陸より帰化した秦氏などの有力氏族を指すものだとされる。
Wikipediaより抜粋

八幡神社の基本情報

【鎮座地】
〒572-0014大阪府寝屋川市八幡台おおさかふねやがわしはちまんだい11-5
旧河内国讃良郡秦村字谷山

【御祭神】
誉田別命ほんだわけのみこと(応神天皇)

【御利益】
国家鎮護・殖産興業・家運隆昌・成功勝利・教育・交通安全・悪病災難除け・諸願成就

【祭祀】
正月神事 元旦と二日
秋祭り 十月の六日間
月例祭 毎月一日


由緒
 当社の由緒は詳らかではないが、本地に住んでいた秦氏が祀ったものであろうと伝えられている。
 元和九年二月二十九日に再建して、元禄十七年三月三日に屋根の葺き替えをしたことは明らかであるが、現在の社殿が当時のものか、又その後に再建されたものか記録が無いので不明である。もと真言宗の神宮寺という宮寺があったが明治維新後の神仏分離によって寺は大恩寺に合併された。
 明治五年に村社に列せられた。

大阪府神社庁ホームページより

【書籍】寝屋川今昔写真帖―保存版

周辺マップと路線経路

画像出典:© OpenStreetMap contributors

八幡神社 入口

【入口】

【由緒案内板】

【手水舎】

【鳥居】

八幡神社 社殿

八幡神社は2012年9月に全焼しており、2014年の12月に復興されている。

社殿周辺

パワースポット出現?

火事前の狛犬と瓦?八幡神社の横に並べられている。

狛犬に関する書籍紹介

井戸の中のお地蔵さんと雨乞い

雨が降らず、池の水も干上がって干ばつが起こると八幡神社で雨乞い
が行われました。
井戸の底におられるお地蔵さんに、雨を降らせてくれるようお祈りする
のです。
近隣の住職や全村人が交代で参加し、数日間行われたようです。
元治元年(1864年)の「秦村雨乞い日記留」によると、地蔵さんを引き
上げ、お供えやしめ縄を張って準備ができると、一つの大きな数珠を
繰り回しつつみんなで念仏を唱える百万遍をそたり、宮さんと鳥居の
間を太鼓をたたいて「雨たんと降ってんとん」と言いながら御百度を踏
んでお祈りしたことが書き残されています。

細屋神社

細屋神社

八幡神社の境内に移築された細屋神社。
2020年から移築が始まったとの事。
以前は打上治水側の木が生茂っている場所にあったそうです。
八幡神社本殿に向かって左側にある。

細屋神社は、市内に三社ある式内社(しきないしゃ=平安時代に編纂された『延喜式(えんぎしき)』に記載されている神社で延喜式内社ともいわれます)の内の一社で神楽田(かぐらでん)という小字の地に鎮座しています。祭神については不明ですが、古い記録等に「天神」や「星屋」というのがみられることから、天をまつる神社・星をまつる神社と考えられます。この神社には、境内の木を切ったり、草を刈ったり、近くの小川の魚をとると腹が痛くなるという言い伝えがありますが、秦(はだ)・太秦(うずまさ)の人々だけは別だといわれています。村の人々とこの神との結びつきをうかがい知ることができます。

寝屋川市ホームページより

もともと細屋神社があった場所は打上川治水緑地と寝屋川の間の草地にあったらしい。

細屋神社跡地

森になっている所が細屋神社跡地。

瓦が残ってる。

柴上神社

一番奥にお稲荷さん?

色合いや佇まいはお稲荷さんのようだが、柴上神社とある。ネットでも情報が特になく、謎の神社。

八幡神社Googleマップ

八幡神社
〒572-0014 大阪府寝屋川市八幡台11−5
〒572-0014 大阪府寝屋川市八幡台11−5

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