周辺マップと路線経路
成田山不動尊(なりたさんふどうそん)
令和6年に迎える開創90周年記念事業。
新山門建立。工事の期間は2021年3月から2024年6月までの3年間との事です。
祈祷殿
成田山不動尊は交通安全祈願に関して有名。昭和29年に日本で初めてその専用のお堂を建立した。“交通安全祈願は成田山”といわれる。
明治四十三年、当地において京阪電気鉄道は第一回の菊人形を開催した
「香里遊園地」を開園、同時にこの地を桜の名所にしたいとの思いを込めて一帯に桜を植えるとともに地名の「郡」を「香里」と代えて駅名にし開業しました。またこの地は昭和九年に成田山大阪別院をお迎えした京阪電気鉄道ゆかりの地です。
このゆかりの地に開業百周年を記念して、成田山大阪別院との共同事業として桜百本を植樹し、先人の思いを再現し将来に伝えるものであります。
平成二十二年四月
京阪電気鉄道株式会社
笑魂塚
関西演芸協会 笑魂塚
成田山不動尊の本堂に向かう石段の手前左側に大きな自然石の碑があります。碑面には「笑魂塚」と彫られています。昭和34年(1959年)に関西演芸協会の創立10周年記念事業として建立されました。
本山である千葉県成田山新勝寺は、演芸と深いつながりをもっていますが、ここ大阪別院もやはり関西の演芸関係者に信仰が厚いようです。
毎年、節分の豆まきなどにも有名芸能人がたくさん招かれます。塚に向かって右の磨き石に市内唯一の川柳句碑があります。
寝屋川市ホームページより
香炉と本堂
カッコいいと可愛いが混在する香炉の巻。
成田山不動尊 本堂
大日如来(金剛界)と真言
金剛界大日如来
真言 オン バサラ ダドバン
写真でお顔を拝見できないのが残念。
賓頭盧尊者
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ、おびんずるさん) 釈迦(しゃか)の弟子で、十六羅漢(らかん)の一人
おびんずるさんは16羅漢の一人で、サンスクリット語ではピンドーラ・バーラドヴァージャという。
獅子吼第一と呼ばれ、神通力がとても強い人だったと言われている。
また、撫仏(なでぼとけ)として多くの人々の信仰を集める賓頭盧尊者(びんずるそんしゃ)。
病気がある方は、その患っている部分と同じ賓頭盧尊者像の場所を撫で、その撫でた手で自分の体の悪いところを撫でるとその病が平癒すると伝えられている。
お百度行場
お百度参りは、願掛けのために同じ仏様を百回参拝する。
鍾馗大臣
造形、雰囲気、表情にポーズ。ファンが多そうな鍾馗大臣
大黒天堂
古来インドにおいて飲食を豊かにする神として祀られていました。福財・招福の神として信仰され、七福神の一つ。
出世稲荷堂
出世開運・商売繁昌にご利益がある。
大日如来(胎蔵界)と真言
本堂の裏へ回ると胎蔵界大日如来。
真言 オン アビラウンケン
新四国八十八ヵ所霊場
弘法大師空海ゆかりの四国八十八か所の各寺院を身近に参拝できるように建立。
八十八の小さなお堂、寺院のお参りできる。
お滝行場
ご本尊である不動明王のご分霊を安置している。
奥之院
不動明王、大日如来、また生まれ年の十二支にあたる仏様が安置されている。
◆子(ね)年生
千手観世音菩薩
◆丑(うし)/寅(とら)年生
虚空蔵菩薩
◆卯(う)年生
文殊菩薩
◆辰(たつ)/巳(み)年生
普賢菩薩
◆午(うま)年生
勢至菩薩
◆未(ひつじ)/申(さる)年生
大日如来
◆酉(とり)年生
不動明王
◆戌(いぬ)/亥(い)年生
阿弥陀如来
最後に不動明王に目配せで挨拶。
大本山成田山新勝寺の起源と関西の縁は古く、天慶の昔、関東で起きた「平将門の乱」平定のおり、大本山成田山新勝寺の開祖:寛朝大僧正が、ご本尊とともに、海路にて大阪の地を出発した事からはじまります。弘法大師空海の手によって開眼された不動明王のご本尊を持参し、関東まで参上した寛朝大僧正は、護摩法と不動明王のご霊験により乱を見事平定、その功績により開山・鎮座されたのが、現在の千葉県成田の地:大本山成田山新勝寺の始まりとされています。
大阪 成田山不動尊ホームページより
その為、関西の大本山成田山新勝寺への信仰も古く、特に明治時代からは信徒がさらに増加、大正時代には大阪庶民の信仰の中心である千日前「水かけ不動」近辺に、成田山不動堂があった程でした。
当別院の歴史は、大阪地区への成田山別院建立を望む声が高まる中、当時大本山成田山新勝寺の大篤信であり大阪府知事の実弟でもあった田辺真弘氏が、関西信徒を代表して大本山へ願い出られた事から幕を開けました。別院建立の敷地に関しては、古くより大阪方面から「鬼門」に当たるという事で開発の遅れていた香里の地が選定され、京都の鬼門:比叡山に延暦寺があるように、大阪の表鬼門であり京都の裏鬼門となる香里の地に、守護神として霊験あらたかなる成田山の不動明王をお祀りする事で、この地の発展も祈念する事になりました。
そして、昭和9年(1934年)京阪電気鉄道株式会社から広大な境内地と堂宇が寄進され、大本山成田山新勝寺のご本尊不動明王のご分霊を勧請、遂に関西熱誠信徒待望の成田山大阪別院明王院(大阪成田山不動尊)が誕生したのです。
開創以来、『家族の安全』『子どもの健やかな成長』など…、人々の切なる願いを真摯に受け入れ祈りを捧げる事によって、皆様とともに歩む存在でありたいと願い続けております。日本で初めての専用祈祷殿でも知られる『交通安全祈願』も、はじまりはその一例であり、現在では年間20万台のご祈祷車と200万人を越す参拝者をお迎えできるまでに発展させていただきました。
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