大東市龍間888 龍間神社(たつまじんじゃ)

大阪の大東市にある神社、天之忍穂耳尊を祀ってます。
大阪と奈良を結ぶ阪奈道路(府道8号線)から路地に入って村中の道を少し進んでいった場所に鎮座します。境内は気持ちの良い空気感で、番地も大東市龍間888と縁起が良くパワーが頂けそうな場所です。
またこの龍間の地域では昭和初期までは天然氷の生産地だったとの事です。

龍間神社の基本情報

【名称】
龍間神社たつまじんじゃ

【鎮座地】
〒574-0012
大阪府大東市龍間おおさかふだいとうしたつま888

【御祭神】
天忍穂耳命あめのおしほみみのみこと

【ご利益】
勝運招福・家門繁栄・商売繁盛

周辺マップと路線経路
龍間神社入口
龍間神社境内
氏子控え室(休憩所)
龍間神社社殿
龍間神社末社
Googleマップ龍間神社

周辺マップと路線経路

竜間バス停から徒歩8 分（500 m）

生駒登山口バス停から徒歩20 分（1.5 km）

龍間神社入口

鳥居の右側の細い道を少し上ると駐車場があります。

【駐車場の様子】

【鳥居】

【手水舎】

【手水鉢】

写真で分かりにくいですが、水受けの石が大きくて雰囲気が凄いです。

【おけげ灯篭】
鳥居の左側には「おかげ灯籠」があります。これは江戸時代に庶民の間で普及した「伊勢参り」「おかげ躍り」の流行と共に、その街道筋に建てられたもので、大東市には「おかげ灯籠」は七カ所あるとのことで、この龍間の灯籠はその一つです。大神宮と刻まれています。

【社号標】

【狛犬阿形】

【狛犬吽形】

【参道】

やや、急な階段ですが、手すりがあるので安全です。

【龍間神社案内板】

村社龍間神社
(北河内郡四条村大字龍間字前田)
龍間前田にあり本社に天忍穂耳命が末社に大日孁貴、天児屋根、中筒男命が祀られている。
由緒は不祥。明治五年村社に列せされる。お神楽堂、氏子控え室があり、八王宮と呼ばれている。元禄五年寺社改め帳には龍間村八王子と記載され、開基年歴相知り申さずと。境内に天然氷記念の石燈籠、正面入口左横におかげ灯篭がある。
案内板より

さらに階段を上ります。

龍間神社境内

【境内の様子動画35秒】

【境内の様子天然氷記念の燈籠】

境内に到着。こちらにも狛犬、燈籠が並びます。天然氷記念の燈籠とあります。龍間地域は、標高が高く気温が低い神聖な清水に恵まれた地域だったといわれ、この地域特性を活かして、昭和の初めごろまで、1月～2月の厳寒期には農家の副業として、良質の天然氷作りが盛んだったそうです。

【燈籠と狛犬阿形】

当時、龍間は、80軒程の集落だったそうですが、その内、製氷を行う家が３０軒、氷倉も７軒余あったそうです。作った氷は荷車で中垣内まで搬送し、船に積み、大坂まで送っていたということです。

【燈籠と狛犬吽形】

延喜式には、讃良に二ヶ所の氷室が設けられていたことが記されていて、その二ヶ所は飯盛山付近ではないかと推定され、讃良北御室が室池で、南御室は龍間であると考えられているということですが、場所の特定は出来ていないそうです。

氏子控え室(休憩所)

両サイドの建物は氏子控え室とのことです。

【記録案内板】

記録
一、昭和四十七年神社宮居改修される
匠樋口勉氏
一、昭和五十三年宮休憩所改修新築される。
匠高木正次氏時代、区長樋口清春氏
一、長い間地車曳行なきため破損し曳行不能故、昭和五十四年より自治会名称変更を機会に地車を自治会の多額寄附金で新調される。祭礼日も從末十月二十日、二十一日を近い土、日に改める。
匠樋口勉氏
一、石段の改修工事昭和五十七年拾月吉日完成
工事樋口建設
一、手洗場美化の為、常水を流水龍ノ口寄附
寄附者高木正次氏
一、龍間の地車破損愈、激しき故解体、自治会に主な彫刻物を寄附を受けて、休憩所に記念として樋口勉氏の奉仕で飾るものなり。
昭和五十八年拾月吉日

【だんじりの写真】
昔のだんじり祭の写真でしょうか。記録の案内板によると地車は破損して、現在は解体されたようです。