烏丸御池駅より徒歩で約5分ほど、京都市中京区押西洞院町に鎮座される神社です。金色の鳥居、黄金色に飾られた神社です。御金神社の読み方は「おかね」ではなく「みかね」神社です。
金属、なかでもお金に纏わる神社として、資産運用や証券取引等の成功を願ったり、競馬、競輪などでの勝利、宝くじ等の当選を願うイチョウ型の絵馬が大量に奉納されています。本来は建築金型と建築設計、造船など、建築に関わる金型を奉納します。御金の“金”は金属の意味です。
個人屋敷内に金山毘古命を祭神とする邸内社として建てられ、祀られていましたが、金属にゆかりのある祭神ということで参拝を願う人々が絶えなかった為、明治16年(1883年)10月6日に現在地に移転し、社殿が建立されました。
御金神社から東に、平安時代より鋳物職人である釜師が多く集まっていた「釜座通り」があり、さらに東へ行けば江戸時代に徳川家康により設けられた「金座」と「銀座」があり、江戸幕府の金貨鋳造を担い、各地の金銀細工業者が多く住んでいた「両替町通り」があったため、崇敬者は多かった。やがて、金属が転じてお金に纏わる神社となっていきました。
路線経路と周辺マップ
御金神社 入口
【金の鳥居】
ひときわ目を惹く黄金の鳥居です。ご利益は金運・招福、金運上昇など、お金にまつわるもののご利益があります。
【神額】
【御金神社 由緒書き】
御金神社御由来
一、神社名 御金神社
一、鎮座地 京都市中京区西洞院通押小路 下ル押西洞院町
一、御祭神 金山毘古神・天照大神・月読神
伊邪那岐、伊邪那美、御二柱神の皇子にして金山毘古命と稱え奉る五元陽(天の位)の第一位の神で金乃神、金乃類を司り給う神で、昔は民家にあって密かに祭祀せられていたが
明治十六年(1883年) 今の名を附して社殿を建立し、爾来、金神様の愛称で親しまれ氏子崇敬者で祀られるようになった。
鉱山、鉱物の神として人間の営みの中で用いられる全ての金属類、昔は鏡や刀剣類の武具、農耕器具としての鋤や鍬等、現代では鉱工業、農産業の大型機械から家庭の道具類や金属類全てに亘り、特に通貨として用いられる金、銀、銅の御金を護り給う事から、近年は資産運用の神として証券類や不動産、造作、転宅、方位、厄除け、また旅行中の無事安全をも
護り給う大神としてひろく崇められております。金属類を護り給う神を祀る神社は国内唯一です。
御祭礼は、毎年十月の第一日曜日に氏子の城巽学区民により奉仕される。
尚、境内西側の銀杏は京都市内有数の大樹です。
●樹高約二十二m
●幹回り 二m二十五
●樹齢約二百年以上
平成十五年三月吉日
京都市
御金神社奉賛会
由緒書きより
【社号標】
刻まれた社号も黄金です。
【絵馬掛け】
いちょう絵馬。御神木である銀杏の葉を模った絵馬です。銀杏は、繁栄・発展や不老長寿の象徴とされ、 八方向に広がる葉の形から「末広がり」に縁起が良いと言われています。
【手水舎】
手水舎の屋根に“金”の字があります。
【石碑】
手水舎の奥に石碑があります。
説明などはなく、書かれた文字もわかりません。注連縄がかけられています。
御金神社 社殿
拝殿は1883年(明治16年)建立です。
鈴を鳴らすガラガラの綱、鈴緒も金色です。
【拝殿】
奥に狛犬。
こちらにも狛犬。
奉納されたお酒の奥に本殿が鎮座する。1883年(明治16年)建立です。
【御神木】
境内、社殿の西側の銀杏は京都市内有数の大樹です。樹高約22m 幹回り2m25 樹齢約200年以上
祖霊社
本殿の右側に祖霊社があります。
【御朱印】
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