村野神社は京阪交野線の村野駅で下車し、東に10分程度の歩いた小高い森に鎮座されています。
周囲には東海大仰星高校、桜ヶ丘小中学校、村野保育園等があります。
村野神社の創建は、弘安2年(1279年)2月8日に牧野の片埜神社から分霊し、新たに神社建立。同時期に分霊された山田神社(山之上)は兄弟神社のため御祭神や神紋など共通する点が多くあります。
明治5年に村野村の村社に列し、明治41年12月に神饌幣帛料供進社に指定されています。
祭礼に当たっては、青と白の和幣を神殿に捧げ、巫女乙女は鈴鼓で天下泰平を祈った。弘安2年9月19日の祭礼には、神輿を拝殿に奉り、天野川の西に御旅所を設け、同月21日には行列をなして神輿を渡した。そして、日々幣帛、御酒、御供種々の時の物等を奉る。
10月19日に神社に帰られる迄の30日間続いた。この時以来、毎年この祭礼を執り行ったと伝えられている。また、村野神社から西南に位置する郡津駅から天野川を渡り、西へ小高い場所に「村野神社遥拝所」があります。
神社名などはありませんが、鳥居と大きな岩座が祀られています。しめ縄が飾られた2メートルを超す岩座に参拝した時、地図で方向を確認すると北北東の村野神社に向って祈ることになるそうです。
周辺マップと路線経路
村野神社の入口
参道入口、階段を登ると境内へ。
登りきった場所に鳥居。奥に社殿が見える。
【鳥居】
享保元年と刻まれている。
享保十七年と刻まれた手水鉢。
参道には石灯籠がずらりと並ぶ。
【手水舎】
手水受けに刻まれている神紋「左三つ巴」と「木瓜紋」です 。
【社務所】
村野神社 社殿
【狛犬 阿形】
【狛犬 吽形】
【社殿】
創建以降、社地および社殿の沿革等は不明ですが、松永弾正の兵乱の時、社殿桜閣は全て消失しましたが、御神体に異常の無かったことを尊び、村民が一致して社殿を再建しました。
現在の社殿は、昭和38年10月竣工落成で鉄筋コンクリート造り、銅板葺。
【神額】
【拝殿内】
神額に御神祭「素盞嗚命」「櫛稲田姫命」の名前。社紋は「五瓜に唐花」と「左三つ巴」
素盞嗚命、八俣の大蛇の絵が飾られている。
【本殿】
本殿の横に古い狛犬が座っている。こちらは左側。
右側の本殿横にも狛犬が座っている。
末社 金毘羅神社
末社 稲荷神社
末社合祀殿(相殿)
本殿の裏にある相殿。四社が合祀されていますが、由緒など不明との事です。
西野神社(別名・皇大神宮)御祭神 天照大神
次野神社 御祭神 市寸島比売命(航海の神)
乾野神社 御祭神 水分神(水神)
火産靈神社 御祭神 火産霊(火の神)
伊勢神宮遥拝所
本殿新築20周年記念として昭和58年10月に建立された後、令和元年7月庭苑改築を行った。
神宮遥拝所と刻まれる石碑。
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