大東市 大東町 氷野北野神社(ひのきたのじんじゃ)

大阪の神社

大阪府道21号八尾枚方線沿い大東市大東町583に鎮座する。
御祭神は菅原道真、以前は素盞鳴命すさのおのみことを祀っていたという。 由緒書によると深野池の堤防跡ともいわれている。 本殿前にある左右の燈籠は文政五年(1822)九月吉日に氷野村より奉納、 また左右の狛犬は同年月日に赤井村から奉納される。 これから氷野北野神社は氷野と赤井の両方が氏子となっていた。造りかえられる以前の社殿は安土桃山時代の形式を残していたといわれ、象鼻一対、蟇股が保存されている。
赤井村は万治元年(1658)に氷野から分村された。

氷野北野神社の基本情報

【神社名】
氷野ひの北野神社きたのじんじゃ

【鎮座地】
〒574-0061
大阪府大東市大東町おおさかふだうとうしだいとうちょう538

【御祭神】
菅原道真公すがわらのみちざねこう

【祭日】
10月20日

周辺マップと路線経路

画像出典:© OpenStreetMap contributors

氷野北野神社 入口

【手水舎】

【社号標】

境内の様子

【大正末期の昭和天皇のご成婚碑】

【鳥居】

【参道】
砂利が敷かれた長い参道が続く。北野神社の参道は深野池の堤防跡と言われています。また北野神社では、9月15日に深野南新田(平野屋新町)から砂を持ち帰り参道を修復する「砂もち」という風習が長く続きました。「砂もち」は治水の為の堤防の大切さを後世に伝える行事との事です。

【石橋の石材】

境内の社殿側から入口へ向け撮影。左側に置かれている石材は昔の井路があった頃の「学校の橋」・「乾の橋」との事です。昭和40年前後には、ほとんどの井路は埋め立てられました。あとベンチだと思ってあまり撮影せずでした。

【境内から見た社殿】

【由緒書】

氷野北野神社
氷野北野神社は、菅原道真を祭神とし、毎年10月20日に祭礼が行われています。
社殿の由緒は不明ですが、宝暦8年(1758)に氷野・赤井両村が作成した社殿の修復願の写が伝わっています。もともと一村であった氷野と赤井は、明治35年(1902)に赤井北野神社が分祀されるまでは、ともに氷野北野神社を氏神としていました。拝殿前には文政5年(1822)に氷野村から奉納された燈籠と赤井村から奉納された狛犬があります。現在の社殿は昭和43年(1968)に建てられましたが、以前の社殿で使用されていた象鼻ぞうばな蟇股かえるまたが残されています。北野神社の参道は、江戸時代中期まで当地の東側一帯に存在した深野池の堤防跡といわれています。元禄15年(1702)堤防の内側に尼ヶ崎新田が開かれ、深野池開発のさきがけとなりました。新田開発後、当地周辺では農業用の井路いじ(水路)が開かれ、水運もさかんとなりました。また当社では、毎年9月15日に深野南新田(現在の平野屋新田)の井路から砂を持ち帰り、参道を補修する「砂もち」といわれる風習が長らく行われていました。
都市化にともない、大半の井路は昭和40年前後に埋め立てられましたが、境内に置かれている「学校の橋」・「乾の橋」の石材が往時の面影を伝えています。

平成27年9月 大東市教育委員会

【神牛舎】

【神牛】

社殿

赤井村から奉納された狛犬。

【狛犬 阿形】

【狛犬 吽形】

【社殿】

現在の社殿は昭和43年(1968)に建立された。

【拝殿】

【神輿庫】

氷野北野の樹木

西側の出入口から出ると八尾枚方線へ。

Googleマップ 氷野北野神社

氷野北野神社
Google マップ

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