八幡市 石清水八幡宮③(いわしみずはちまんぐう)

京都の神社

やわたのはちまんさんの名で親しまれる石清水八幡宮。

石清水八幡宮の基本情報

【名称・別称】
石清水八幡宮いわしみずはちまんぐう
やわたのはちまんさん
日本三大八幡宮にほんさんだいはちまんぐう

【鎮座地】
〒614-8005
京都府八幡市八幡高坊きょうとふやわたしやわたたかぼう30

【社格】
旧官幣大社きゅうかんぺいたいしゃ
勅祭社ちょくさいしゃ

【御祭神】
応神天皇おうじんてんのう
神功皇后じんぐうこうごう
比咩大神ひめおおかみ
多紀理毘賣命たぎりびめのみこと
市寸島姫命いちきしまひめのみこと
多岐津比賣命たぎつひめのみこと

周辺マップと路線経路

画像出典:© OpenStreetMap contributors

南総門前

御羽車舎

御羽車舎は、慶長年中(1596~1615年)に豊臣秀頼母(淀君)が再興した宗版一切経を納める経蔵であったそうです。また明治の神仏分離で羽車2基を納め「御羽車舎」と改称したとの事です。

社務所

手水舎

奉納御献酒

謡曲「弓八幡」と石清水八幡宮

 謡曲「弓八幡」は男山八幡宮の神徳をたたえ、威武の聖代を祝う曲である。
 この謡を「弓八幡」と名づける事は、八幡大菩薩は源氏の氏神弓矢の守護神であるから弓と矢と幡との三つの兵具に訳して弓八幡と名付けたのである。とある。
 直(すぐ)な御代のためしであるこの祝言は、弓矢を以て戦勝を祝うのではなく、弓を袋に入れて武をおさめるのである。
 作者世阿弥は平和論者である。武家中心時代に於て平和論を唱え、将軍専横時代に於てとりわけて皇室を尊敬し奉る。これが一能役者の見識であり熱情であったのである。と謡曲大観は論じている。
 本宮は、貞観元年行教和尚が宇佐八幡紳に参籠して神告を受け、奏請して建立したという。

謡曲史跡保存会

奉納ウイスキー樽「サントリー山崎蒸溜所 No.0001樽」

南総門の右横に樽が置いてある。

WHISKEY DISTILLERY YAMAZAKI
No.0001
POT STILL
PURE MALT WHISKEY
1150

これは三島郡島本町山崎にあるサントリーの山崎醸造所で作られたウイスキーの初出荷樽・樽番号 No.0001 を奉納した時のウイスキー樽との事です。

南総門から参道へ向け撮影。

国宝 御本社

石清水八幡宮本社の社殿
平成28年2月9日「石清水八幡宮本社」10棟が正式に国宝に指定された。
寛永11(1634)年に造替。
八幡造形式の本殿と、前面に連なる幣殿および舞殿等を瑞籬と廻廊で囲み、緊密に一体化した社殿。
国宝指定は、古代に成立した荘厳な社殿形式を保持しつつ、近世的な装飾を兼備した完成度の高い神社建築として、高い価値を有していることが、評価されたもの。

ホームページより

南総門をくぐったところ。

国宝 石清水八幡宮 御本社
(寛永十一年・ー六三四年)

石清水八幡宮の本社は、国内で現存する最大かつ最古の八幡造(たちまんづくり)の神社建築です。一六三四年、徳川三代将軍である徳川家光公により修造されました。石垣の上全体を「本社」といい、本殿をはじめとする十棟の建造物と棟札三枚が国宝に指定されています。
正の楼門からつながる丹塗の回廊は、神社建築として類例の少ない大規模なもので、その中の建物主要部は朱漆塗です。石敷きの舞殿・幣殿(ぶでん・へいでん)の奥に御本殿があります。
御本殿は国内に数例しかない八幡造です。切妻造の建物が前後に並んだ形式で、前の外殿と奥の内殿は中でつながっていています。前後の殿が横に三つ連なり、中央に応神天皇、向かって左に比咩(ひめ)大神、右に神功(じんぐう)皇后が祀られています。二つの屋根の間には、一五八〇年に織田信長公が寄進した「黄金の雨樋」がかけられています。
欄間(らんかん)や蟇股(かえるまた)など随所に一五〇点余りもの極彩色の彫刻が施されており、華麗な四季の草花のほか、麒麟(きりん)、犀(さい)や蟷螂(かまきり)といった珍しい題材、左甚五郎作と伝わる「目貫きの猿」が見どころです。

神楽殿

石清水八幡宮摂社、末社

右から
廣田社 御祭神 天照大御神

生田社 御祭神 稚日女命

長田社 御祭神 事代主命

校倉(宝蔵)

摂社住吉社本殿
重要文化財 江戸前期
御祭神
底筒男命 中筒男命 表筒男命

一童社 御祭神 磯良命

重要文化財 江戸前期 北総門

右から
貴船社 御祭神 高龗神
龍田社 御祭神 級津彦命 級津媛命

摂社若宮社本殿
重要文化財 江戸前期
御祭神
仁徳天皇

摂社若宮殿社本殿
重要文化財 江戸前期
御祭神 応神天皇の皇女

気比社 御祭神 気比大神

摂社水若宮社本殿
重要文化財 江戸前期
御祭神 宇治稚郎子命

重要文化財 江戸前期 東総門

石清水八幡宮の樹木

南総門の前にあるカヤ。

御神木 「楠」

御神木 「楠」
楠木正成公が建武元年(一三三四)に必勝を祈願し奉納した楠と伝えられています。
樹齢は約七〇〇年、京都府の天然記念物に指定されています。

解説板より

北総門横の樹木。

おがたまの木

おがたまの木
「招霊の木」とも書かれ、古くから霊力の宿る御神木として多くの神社に植えられています。
その実の形から「神楽鈴」が作られたとの説もあります。
※一円硬貨の表面に描かれています。

解説板より

「京都の自然二百選」 選定植物 クスノキ林

参道での木々

シジュウカラという鳥もいるそうな。この時は残念ながら見ることができなかった。

男山山上展望台まで

立ち入り禁止の階段。上に見えるのは東総門。

今は水が枯れて使われていない手水舎。
昔は石清水が湧き出して、手水鉢を満たしていたのこと。

細橋(ささやきばし)

手水舎の左側に敷かれた石は“細橋(ささやきばし)”と呼ばれる。
手水鉢から流れ出た清水に架けられていました。
かっては細木で造られ、四隅に榊を立て、注連縄が張られ、渡ることのできない橋だった。

伊勢神宮遥拝所

御神木と灯籠。

男山山上展望台

展望台からの景色。写真ではわかりにくいですが、景色はもっと開けて見えます。下の方から電車や車といった街の音が小さく響く。

ちょっとわからなかったが、嵐山渡月橋、伏見桃山城、宇治川大橋などが見えるとのこと。

谷崎潤一郎文学碑

わたしの乗った船が洲へ漕ぎ寄せたとき男山はあたかもその絵にあるやうにまんまるな月を背中にして全山の木々の繁みがびろうどのやうな津やをふくみ、まだどこやら夕ばえの色が残つてゐる中空に暗く濃く黒ずみわたつてゐた

石碑より

石清水八幡宮参道ケーブル

ケーブル八幡宮山上駅。ここから下のケーブル八幡宮口駅へ向かう。

すぐにあるトンネル。

ケーブルカーからの車窓。

3分ほどの乗車時間。

今回、乗車したのは“あかね”もう一台は“こがね”があるとの事。

京阪 ケーブル八幡宮口駅に到着。

Googleマップ石清水八幡宮

石清水八幡宮 075-981-3001
石清水八幡宮 · 〒614-8005 京都府八幡市八幡高坊30
★★★★☆ · 神社

石清水八幡宮ホームページ

周辺の河川

八幡市 大谷川(おおたにがわ) 八幡西島付近~八幡高坊

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