大和川沿いに鎮座する久度神社は、奈良県北葛城郡王寺町久度にある神社。創祀年代は不詳ですが、奈良時代以前とされる。
『続日本紀』の延暦2年(783)12月の記事に「大和国平群郡久度神」と見えることから、すでにこのころからあった神社である。
久度神は、「久度」という言葉が竈を意味するクドに通じるため竈神ともいわれ、平安京に遷都するさいに現京都市北区の平野神社に遷されたと考えられている。
境内には南北朝時代の暦応元年(一三三八)十二月に奉納された石灯籠があり、文明八年(一四七六)八月の箱書をもつ春日曼荼羅が奈良国立博物館に寄託されている。

【竈神】とは
家の竈・囲炉裏・台所などの火を使う場所に祀られる神。火の神であると同様に農業や家畜、家族を守る守護神ともされる。久那土神とも呼ばれることがある。
【神社名】
久度神社
【鎮座地】
〒636-0003 奈良県北葛城郡王寺町久度4丁目9−9
【御祭神】
八幡大神・品陀和気命
春日大神・天児屋根命
住吉大神・底筒男命
久度大神・久度神
【御利益】
交通安全、火防、料理上達、健康長寿
【祭日】
十月二十五日に近い土曜日 例祭(宵宮)
十月二十五日に近い日曜日 例祭

周辺マップと路線経路

入口

【社号標】

由緒


久度神社(くどじんじゃ)
案内板より
当社は続日本紀に延暦二年〈西暦七八三年〉官社に列せられたとあり、延喜式神名帳〈西暦九二七年〉にも載っている古い神社です。
また延暦十三年〈西暦七九四年〉平安遷都に際し創建された京都市北区の平野神社第二座に当社から遷されて久度神が祀られています。
久度神の「久度」は「窖」の意味で御厨神の総称であり「竈の神」〈伴信友説〉といわれています。
久度神社には現在久度神のほか八幡〈寿命・幸福の神〉、住吉〈水運・交通の神〉、春日〈子孫繁栄の神〉の神をおまつりしています。
鳥居 ~ 境内
【鳥居】

【狛犬 阿形】

【狛犬 吽形】

【手水舎】


【境内の木々】


境内には多くの木々が。

久度神社 社殿



【拝殿内】

Googleマップ久度神社
久度神社 0745-72-3553



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